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小学生や中学生への声掛けは、伝わらないことを前提に、どうやったら伝わるかを工夫する。

更新日:6月8日


右から左へ聞き流す小学生や中学生

守山中はまだですが、守山東中や千種中はテストの返却週間です。

講師にとっては、悲喜こもごもかつ、次回テストへのアプローチ材料を集める一週間となります。その中で、この記事ではある点について取り上げて書いてみたいと思います。

 


まずは前提のお話から。

守山区の中学に関わらず、3年生になると「マイペース」だったり「新研究」などの“受験に向けた復習用のテキスト”が追加され、学校がテストに入れ込むことで受験に向けた復習を促すカリキュラムになります。

 

これらの復習内容は「朝学」という形で、プリントが配布され、基本“そのまんま”もしくは“ほんの少し変える”という形で、定期テストに盛り込まれます。

だいたい、10点~15点ぐらいのボリュームです。

 


今回、3年生にとっては朝学内容が盛り込まれる最初のテストだった訳です。

 

 

「必ず朝学を完璧にしておきなさいよ。そのまんま出るから!一番楽にしかも確実に得点できるところだから!!逆に、ここを落とすと悲惨な結果になるから!!!今回のテストで受験に持ち込む通知表の1/4が決まるから!!!!」

 


生徒達は、塾に来る度に、“悲鳴にも似たおじさんの懇願”を、何度も何度も聞かされます。

そのたび「はい!」と良い返事を聞かせてくれる訳ですが・・・。

 


(まぁ、やらないだろうな。でも、これも種蒔きだから・・・。)

 


これが私の心境です。 

実際、通知表4以上の子はやった子が多かったですが、3以下の子はだいたいやってませんでした。

・・・毎年の話で風物詩みたいなもんではあります。


 

どれだけ事前に言おうが、こんな感じです。

ご家庭でも同じようなご経験をされている保護者様も多いのではないでしょうか?


 

では、注意喚起に意味がないかというと、そうでもないです。

やらないだろうな、ということを見越した上で、その後の話につなげるための布石なのです。


 

まず、テストの答案を見て、朝学からの出題範囲の得点率を見ます。1ミス、場合によって2ミスぐらいなら許容します。


次に、「あれだけ事前に言ってあった朝学だけど、ちゃんと完璧にしていった?」との質問をします。

生徒「・・・やってないです。」

 

ある意味、これを言ってもらうがために、しつこくテスト期間に言い続けた訳です。

ここから、なぜやらなかったのか、を聞き取りしていきます。く


 

「朝学のプリント、学校に置きっぱなしで・・・」

「どこいったか分からなくなっちゃって・・・」

「探すの面倒くさくって・・・」

「失くしちゃって・・・」


 

だいたい、理由は紛失系です。


一応、私がしつこく言い続けるために、その効率性や重要性を頭では認識はできているのですが、「探す」という行為の面倒臭さに、私の注意喚起は負けてしまいます。

 

つまり、テスト週間には、既に勝負は決していた訳です。

要は、物の管理の問題なんですね。

 


ここでようやく、テストにおいて“高効率で確実性の高い加点手法である朝学の攻略”において、具体的な対策を意識付けられる準備が整った訳です。

 


「じゃあ、次からのテストに向けて、どうしたら良い?」


生徒「・・・ちゃんと朝学のプリントを整理してファイリングしておきます」


これを、何度も何度も、繰り返し注意喚起していくのが次の改善アクションになります。

 

まだ次のテストできちんと実践できるかは未知数ですが、次は「朝学のプリントをちゃんとファイリングしておきなさいよ」という一歩深堀した注意喚起ができるようになりました。


ただ、ここにも落とし穴があります。1学期の中間だったので、一部の科目しか朝学から出題されておらず、今後は他科目も出題される可能性大です。


ですので、「今回は一部の科目だけだったけど、次回からは全部朝学からの出題を含む可能性が高いぞ!だから、5科目全部、ファイリングするんだぞ!!」

これを注意喚起しておかないと、きっちり他の科目のプリントは旅立ってしまうので注意が必要です。


 

今回のテスト結果、そして朝学の件を深堀された経験、そしてプリント保管の注意喚起。

経験上、これで結構改善されることが多いです。

 

一方で、事前に「朝学のプリントはテスト勉強で必ず使うから、都度きっちりファイリングしておくんだぞ!」と言っても、正直あまり効果がないことが多いです。

何の気なしに、ぐちゃあっ、してる子が多いのでしょう。

一度経験をしておかないと、中々うまくいくことは少ないです。

 


中位から下位層の子には、テスト範囲表の内容をきちんと確認したり、テスト結果と範囲を照らし合わせて次回に活かしたり、というような行動は難しいです。

点数を見て、「良かった/悪かった」という“分析”から、「次はがんばる」という“対策”へ感情と思考が流れていきます。

 


そのため、こちらで事前にフォーカスするポイントを設定し、上手くいかなかった時に、原因を抽出し、次回からその原因に対して注意喚起をしていくことが大事だと思います。

 


「何度も言ってるのに、全然変わらない」

ということでお悩みの保護者様は、一度、試してみて頂ければと思います。



 




・・・え?大変???

 

はい、大変です!!!泣笑


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