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集団塾がミスマッチになった典型例の中学生ー塾とのミスマッチを防ぐにはー

目次




マッチング
塾もマッチングが大事です

【一度ついていけなくなったら集団塾に通う意味はない】

「集団塾に通っているんですが、成績が酷くて・・・。通わせてて意味があるのか疑問です。」

体験授業前の面談時、こんな話が保護者の方から出てきました。


(意味ないですね)

流石に言いませんでしたが、私の中では明確に答えが出ている話です。


集団塾が悪い、個別指導塾が良いという話ではなく、「システムの話」なんです。

詳しくはHPの「塾マッチングのフローチャート」にありますが、要点だけ言うと【集団塾に過去の躓きを拾って修正するカリキュラムはない】です。


残ったものはレベルの合わないテキスト、聞いても頭に入ってこない授業、あきらめの境地でのテスト前の自習。

もはや「逆に、結果が出る要素がありますか?」という話になってしまうんです。


【ミスマッチを塾側から指摘する場合もあればなだめて継続を狙う場合もある】

この面談での話では後者でした。

「塾はいいことばかり言いますけど・・・」


これは塾にもよるし、同じ塾でも教室によって違いますし、おそらくその時のクラスの在籍人数によっても変わると思います。


実際に、私が別地域で個別指導の講師をしていた時にも近隣に同じ塾がありました。

その教室の場合、ついていけない生徒さんに対しては「勧告」が行われ、私が働いていた塾を『再生工場』としておすすめしていたようでした。

「〇〇でおすすめされてきました」というケースがかなりありました。


その地域は、名古屋の中でも通塾率が抜きんでている地域でしたので、守山区とは事情が変わってくるのかもしれません。


(しかし、今思えば、同じ系列の個別指導塾がすぐ近くにあるのに、なぜ関係ない塾をおすすめしていたのか。教室長の考え方にもよるかもしれませんね。)


余談が入ったので本筋に戻します。


この「勧告」があればミスマッチ状態を知ることができ、対応を考えることができます。

問題は今回のケースのような場合です。


半信半疑ながらも改善を期待し、ずるずるとミスマッチ状態が続いてしまいます。

言い換えると、その期間の分だけ負債がたまると同時にテストや入試までの時間が減っていきます。


こういう状態に陥った場合、お子さんの状態と何がボトルネックなのかを良く見極めて、次の手をなるべく早く打って下さい。

でも、ちゃんとした分析は必要です。焦って行動しても再びミスマッチが起きれば状況は変わりません。

お子さんの意志に任せるのも手ではあります。ご本人が自分をちゃんと見つめて選んだ手段なのかを、保護者の方はきっちり見極めようとしてください。


【どうやってミスマッチを防ぐか】

個人的には、中学生の時点で自分を客観視し欠点を言語化するというは難しい、というかほとんどの生徒さんには無理だと思います。

「仲の良い友達が通っている」「友達から誘われた」「家から近い」。おそらく、こんな観点で塾を選ぶことになるのではないでしょうか。


だから、保護者の方がしっかり見極める必要があると思います。

ここで、1点気にして欲しいことがあります。


「塾→わが子」の順番ではなく「わが子→塾」という順番で検討をして欲しいのです。


塾ナビなどのポータルサイトの口コミ評価点が気になったり、塾が発表するトップ層の合格実績で判断したり、「〇る気スイッチ」などのキャッチコピーにピンときたり、ちょっと前まで「コーチング」だったのが急に変わった「〇段階特許勉強法」というような『それっぽいもの』が魅力的に見えたり。

つまり、業界の営業手法に転がされてしまう危険性があるんです。


しかし、わが子の特徴や課題が分かっていれば、これらの『ふんわり情報』に惑わされることなく、求めるサービス内容と提供されるサービス内容とのマッチングを冷静に判断できます。


【塾のサービスをどう判断するか】

わが子の特徴や抱える課題の分析できて、何をサービスとして求めるかがはっきりした。

では、次は塾の提供サービスの分析です。


まずは、「システム面」に絞って考えることをおすすめします。先ほどのような『ふんわり情報』と「システム面」との情報をごちゃまぜにして「トータル的判断」を下すと判断の精度が落ちます。


先の集団塾に通っていた生徒さん例のように、システム的に必要とするサービスが抜けると、改善のアプローチ自体が行われなくなるからです。


幸か不幸か、「システム面」は集団授業/個別指導/自立支援という形で区分けされており、塾毎に大きく差はないので、どれが適しているかの判断は割と容易です。


例えば、過去の内容に躓きがある場合、集団授業は候補から外します。予習型+テスト前自習ではここへのアプローチは無理です。

こちらも詳しくは「塾マッチングのフローチャート」を見て頂ければと思います。


「システム面」で絞込が終わったら、同じ形態の塾の中で比較検討をしていきます。

料金、立地、教室長の考え方。こういった情報を集めた上で、候補の塾と面談を行い、求めるサービスが本当にそこにあるのかを確認していくのが良いでしょう。


【万人の課題を解決する塾はない。塾はマッチングが命】

(この子は伸びるな)

冒頭の生徒さんに対して私は今こう判断しています。

正確に言うと、「私が提供するサービスで伸ばすことができるだろうと判断している」になります。


入塾後に収集した情報を根拠としていますが、それはまた別の記事に書きたいと思います。

まだ結果が出た訳ではないので、説得力がないかもしれませんが、同じ「塾」でもマッチング次第で状況は大きく変わります。


大事なのは、「わが子」への分析です。

大変かもしれませんが、ここをしっかりと行った上で塾を選んで欲しいと思います。


 【守山個別塾ーモリコベ!ーの関連情報について】

名古屋市守山区にある<プロ講師が教える個別指導塾>「守山個別塾ーモリコベ!ー」のブログです。

瀬戸街道の城下交差点から東へ50メートル。小幡・苗代・廿軒家・千代田橋学区などが主な通塾エリアになります。地元高校生の指導も行っています。

随時、無料体験授業を実施しております。小学生(4年生から)、中学生、高校生(英語・現代文・古文・漢文)に指導を提供しておりますので、ご興味の方は是非ご利用下さい。


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