目次
【前置き】
保護者様と進路の話をしていて「昔はそんなにというイメージだったのに、今はこんなにレベルが高いんですね・・・」というお話は、ちょくちょく出てきます。
当時の受験情報と照らすと、大きく変化している高校は少なくないですよね。
それは公立高校、私立高校しかりです。
今回は、そんな変化の中でも、ここ数年で基準が変化した私立高校に絞ってご紹介をしようと思います。
数年前のイメージでいくと「あれ!?」となります。
【至学館高校】
5科内申15、つまりオール3なら「まぁ、受かるでしょう」というイメージは数年前のもので、今は一つレベルが切りあがっています。
愛知県全県模試のデータ冊子である「NEXT STAGE 2024年度版」を引用すると、不合格者の平均内申点がおよそオール3のラインです。(データはザックリ目とさせて頂きます。)
内申点29以上で合格者が不合格者を上回るデータとなっています。
もちろん、「アドバンス」ではなく、「普通」となります。
【東邦高校】
至学館よりも一つ上のレベルというイメージで、オール3で五分五分というイメージでしたが、こちらも今や一つ上のレベルです。
同じく「NEXT STAGE 2024年度版」を引用すると、不合格者の平均内申点がおよそ30のラインです。(データはザックリ目とさせて頂きます。)
オール3では厳しいという数値が出ています。
内申点32以上で合格者が不合格者を上回るデータとなっています。
こちらも同じく、「文理特進」ではなく、「普通」となります。
【高蔵高校】
実は受け持った生徒さんが受けたことがないので、あまり実感がないのですが、こちらの学校もデータ上で確実にラインが切りあがっています。
過去はオール3で合格:不合格=3:1ぐらいの割合でしたので、オール3のラインで合格が妥当という学校でしたが、昨年データだとオール3では15%程しか合格していません。
内申点31になると合格者が不合格者を上回ってきますが、それでも合格:不合格=2:1ぐらいです。
「特進」ではなく「普通」のデータです。
【雑感】
以上の3校はだいぶ合否ラインを上に切り上げていて、3年前ぐらいのイメージが通用しなくなっています。
上の子の受験を経験して、いざ下の子の受験という時に「なぬ!?」となることも十分ありえます。
当該高校を受験予定の方は、一度現状のラインに情報をアップデートをしておかなくてはならないと思います。
3校に共通するのは、やはり地理的にレベルの高い中学校が近くにある、という点ですね。
至学館や東邦などは、ある年に一気にラインを意図的に切り上げた年度が明確にありました。
少子化が進む一方で、高等学校就学への助成金やさらには無償化の可能性もある時代なので、私学はそれぞれに特色を出さんとしているのだと理解をしています。
今後も、合否ラインの変化は他学校でも続く可能性もありますので、今まで以上に情報収集が必要になるかもしれません。
その意味で、模試の役割は大きなものになると思います。
なるべく「愛知県全県模試」を受験して、ギャップ測定をこまめにした上で、フィットギャップの計画を立てて対策をしていくことが今まで以上に大事になると、客観的に思います。
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