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指導科目の数学と理科が爆上がりした中学生。辿った経緯は?

更新日:6月15日

目次



成績が急成長

【理数のテストが平均点から90点台へ爆上がり】

守山中学のテストが他の中学に比べて一週遅かったのと、第5週は休塾になる関係で、昨日までテストの結果を知らずにいた生徒さんの答案を昨日確認できました。


テストは私の仕事の結果でもあるので、やはり確認ができてない内は落ち着かないです。

生徒さんが塾に来て着席するなり「どうだった?」と聞きます。

「むっちゃ良かったです!」との返し。


(おお、これはひとまず安心そうだ。80点台へ乗ったかな?)と思い、答案を見せてもらったところ、指導科目の数学と理科は、それぞれ数学91点・理科96点でした。


思わず「ありがとう!!」と生徒さんからしたら訳の分からないことを言ってしまいました。

感謝です。生徒は成績アッププロジェクトのパートナーですから。

素晴らしい相棒を持てて、感謝の気持ちがあふれました。


その夜は、その結果を肴に晩酌しました。

(塾講師には、生徒の成績アップをつまみに酒を飲むスキルが備わります)


このテスト結果の変化がどのように起きたのか。

たまにはサクセスストーリーに触れて我が子にも期待する、という需要もあるかと思いまして記事にしていきます。


【通塾期間と経過】

今年の1月から週1回の通塾で理数の指導をしている生徒さんで、文系は80点台を取れているが、理系が平均あたりの50点~60点あたりにいるということで、テコ入れを目的に入塾してくれた経緯があります。

なので、通塾期間は5か月ですね。

(1年前後を基準にしているので、中学生の成績変化の資料には載せていないです)


指導する中で、数学は小学校高学年も含めて過去の内容がかなり抜けている状態でした。一方で塾で説明をした内容に関してはきっちり理解してくれて、その後の定着確認でも抜けは多くはなかったです。

理科については暗記で対応する部分は特に注文を付ける必要がないレベルでしたが、化学や物理単元における理解が必要な問題だったり、資料を読み解く問題などが苦手という傾向でした。一度の説明ではつかみ切ることができないものも多く、同じ種類の問題に対して演習と解説を複数回行うことで、徐々に定着させる形をとっていきました。


この時点で「一旦きちんと理解ができれば加点できる」という仮説を置いて、ひとつひとつ理解の確認を取っていくことと、時間を置いた後に理解が抜けていないかの確認をとっていく、という方針で指導を進めました。


【学年末テストで経過観察】

2月に学年末テストがあり、そこで経過観察となりました。


理科は70点ぐらいで、少し加点ができた感じでした。答案の失点内訳をチェックすると「塾に通う前の内容」がほとんどでしたので、次回テストでは80点台に乗るだろうと判断し、このままの指導で継続することにしました。


数学は60点台で、加点ができたかは微妙なところでした。理科同様に失点内容のチェックをすると、入塾前の内容で10点ほど失点しているのは同様で、プラスして計算ミスがかなり多く出ていました。また、設問に合う形での回答になっていない・πのつけ忘れなど「正しい知識をもっているけど加点にならない」パターンでの失点もあり、この2点にターゲットを置く形に指導を修正しました。


【数学の計算はプロセス毎に細かく処理を確認し修正】

数学はあやふやになっている計算処理を修正すべく、間違えた計算を材料にどこのプロセスで間違いやミスが発生したかを確認、都度修正をしていきました。

ー()やー分数の処理・2乗と×2の違いの意識付け・分数への掛け算割り算で分子と分母のどちらに積をするのかといった中学生からの内容だけでなく、分数の和差と積商の処理の違いの明確化、約分の処理の仕方、整数1÷整数2=整数1/整数2などの小学生範囲の内容もかなりありました。


また、ケアレスを防ぐため、「設問を読むとき」「演算処理をするとき」に関して一番集中をして処理をすること、「演算でミスが出にくい書き方」といったところも加味して伝えていきました。


等式については、丸っと知識が抜けている状態でしたので、春期講習の期間に一から復習をしました。

理科に関しても中学2年生の最初の化学単元とのつながりを加味し、2学期の化学分野の復習を行いました。


【1学期中間テストの失点内訳】

数学は「絶対値の概念」や「反比例の式」といった『塾に通う前の未復習内容』+「25%を25.0%と表記」して△という失点内訳でした。


何より素晴らしいのは、1学期中間テストという「計算問題の割合が多くなるテスト」で「計算ミスをひとつもしなかった」ことです。


理科は「学校でも塾でも授業外の”同素体”(教科書の欄外に密かに書いてある)」と「柱状図の読み取り」でした。後者は練習対象に入っていたので、少し悔しいところですが、他をきっちり正答しきったことを思えば、欲をかき過ぎかと自分で思います。


【爆上げの要因分析】

最初にことわっておきますと、ここまで修正が効くケースは珍しいです。

通常、100やって10吸収できたら、かなり吸収率は高い方と言えます。今回のケースは100やって90ぐらい吸収しています。


なぜ吸収率が高いのか。


ひとつは、この生徒さん自身の目的が明確だからです。

通塾開始の理由として挙げたように「理数の成績を上げる」ということを、”ごく当たり前に”目的として意識しているからです。

多くの生徒さんの意識は、『成績が上がったらいいな』です。


違いが伝わるでしょうか?


この生徒さんの場合、全てが能動になります。

説明を聞くのも、問題を解くのも、丸付けするのも、間違えた箇所を確認するのも、なぜ間違っているのか考えるのも、その上で分からない問題を確認して私に質問をするのも、自分がちゃんとわかったかどうか判断するのも、全て能動的です。


そりゃ、つえー訳です。


もうひとつは、「国語」です。

指導外科目ですが、今回、100点だったそうです。


同じ情報に触れたとして、得られる量が全然違うということは仮説として考えられます。

だからと言って、直ぐに国語能力を爆上げすることは無理なので、即座に対応が可能な変数ではないんですが、「きっちり正しく情報を受け取ろう」と努力する意識だけでも、大きく変わるはずです。


今回のケーススタディーで、何かご家庭で使えるところがあれば幸いです。


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