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【「エキテン」の詐欺的営業手法とは】
恥ずかしながら、「エキテン」の詐欺的手法に引っかかってしまいました。
最初にこの手法の流れを説明します。
無料掲載を行う、またはなにがしかの方法で名簿を入手するなどすると、営業から電話がかかってきます。
「正会員」というサービスに加入すると料金が発生するのですが、ここに関しては条件の説明があります。
その後、「正会員」への登録手続きを進めるwebページのリンクの案内がメールで届きます。
リンクを押下して、手続きを進めていくと「正会員」となる訳ですが、大量の文字で埋め尽くされたたくさんのページの中に、【一切説明のなかったオプション料金の発生についての説明が隠されています】
当該オプションは【自動的に加入状態】として処理されます。
そして、【最初の数か月間は無料】となっており【直ぐには気付かない】ような設計です。
クレジットカードで契約される場合が多いと思いますが、クレジットの引落が遅れることや、毎月請求内容をきっちり確認する人が多くないことを利用しています。
はじめの内は不安で引落額を確認する人も多いですが、一旦認識している料金ということを確認してしまえば、特に意図しない契約はなかったと思いますよね。
そこを突いてきています。
この【自動加入オプションの料金は「正会員」の料金の4倍】です。
気付くのが遅れれば遅れるほど、被害額はうなぎのぼりとなります。
【被害実態と対応策】
ネットでも被害報告が上がっています。
運営会社が「意図的にやっていること」というのは、オプション条件の設定や被害報告からもうかがえます。
他の証左としては、自動加入のオプションの解約方法については、QAページの一番最後のページに掲載されています。
私個人としては、「意図的に詐欺的手法を行っている」と判断していたので、「どうせ一番分かりにくいところにあるのだろう」という見込みを立てていたので、直ぐに見つかりましたが。
さらに、そこから解約の手続きを続けていくと、下記の画面が現れます。

解約理由の選択肢にしっかりと、「有料プランやオプションを契約するつもりはなかった」があります。
運営は【きっちりと想定しており、かつその件数を測定している】ということです。
このようなやり口なので、弁護士や消費者庁に相談をする方も見えますが、契約者が「事業者」ということで、自己責任という形になってしまいがちなようです。
「エキテン」はこの構図を利用しています。
私自身も弁護士を立てるなどの費用を考えた場合、泣き寝入りするしかないかということで、実態を広く知らしめる方針を取ることにしました。
対策としては、【とにかく契約しないことが一番】です。
自動加入のオプションを即日で解約してしまえばいいんでしょ?と思われるかもしれませんが、そうとも言い切れないと思っています。
なにより、全く効果はないことが一点。(問い合わせ件数は年間0件)
そして、【自動加入オプション】の手法ではめられなくなったら、次の新たな手法を開発する可能性が高いからです。
そう考える理由について、次の項で説明します。
【運営会社は経営危機】
「エキテン」の運営会社は「デザインワン・ジャパン」という東証スタンダード上場企業です。
これだけ書くと一定信頼性があるように見ますが、経営実態は火の車です。
「デザインワン・ジャパン」の2021期から2025期の業績(参照元の株探を見る)
2022期に最終益が赤字に転落し、2023期に営業利益は2,500万(前期1億2,400万)、2024期には最終益3億1000万の赤字と大幅に赤字を拡大しています。
こういった状況の中で、先ほどの「詐欺的手法」を使って必死に営業をしている訳ですが、それでも2025期の予想はトップラインの売上も崩壊してきており、事業の継続性にかなりの疑義がついている状態です。
コスト削減には取り組んでいると思いますが、それは質の低下につながりますし、売上を回復しなければ、どのみち継続は難しいと思います。
となると、営業コストは削れませんし、どんどん有料会員を獲得していかなくてはなりません。
これが、【自動オプション契約】が知れ渡ってきて封じられたとしても、新たな手法を開発するだろうという理由です。
どのみちコスト削減が不可避な以上、サービスの劣化は進むでしょうし、勝負に出たとしてもここまで打ってきた手が【自動オプション契約】ということを鑑みれば、市場で優位性を獲得する手が打てる会社とは思いません。
何をとっても、契約をするメリットがないですし、新たな仕掛けが発動して意図しない料金が発生するリスクはめちゃめちゃ高いと思います。
【契約は良く考えて行ってください】
以上、エキテンとの契約の注意喚起を行ってきました。
ちなみに、自塾においては、そろそろ契約期間満了となりますが、問い合わせは0件です。
それはダメ元で試したみた結果だから良いのですが、意図しない料金を発生させたやり口には我慢ならない気持ちです。
先に述べたように、弁護士や消費者庁への相談でどうにかなるものでもない案件ですので、せめて「デザインワン・ジャパン」のやり口と事業の状態を知らしめる意図で記事を書きました。
他の業種の場合は分かりませんが、当業界の場合は、何も効果はありませんでした。
そもそも自塾のHPが「地域名+塾」のクエリで4位なので、エキテンのページはもっとはるか下に表示されています。
色んな塾に情報を書き込んでもらって、このような結果しか出せないというのは、あまりに能力的に低すぎるのか、そもそもそこはどうでもいいのか。
苦情を言ったこともありますが、「表示順位は日々変わりますので・・・」と逃げるだけでした。
よっぽど効果が見込めるという業種以外は、一旦しっかり情報収集を行ってから判断することをおすすめします。
また、無料会員でも、色々ともめることがあるようです。
今後は無料会員からもなんとか料金をとれないか、という方針が予想されますので、「エキテン」からの連絡には注意を向けておくことをお勧めします。
【狙って】このような【自動オプション契約】をやる企業ですから、なりふり構わないで稼ぎに来ることはないなんて、言えないですよね。
今後の被害拡大を抑えるためには、被害者の方のコメントを頂けると幸いです。
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