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【英文法の重要性は低下】2024年度愛知県公立高校入試傾向分析ー英語筆記大問1、2、3ー

更新日:7月13日

目次

2024年度 愛知県公立高校入試 英語筆記 大問1・2・3の分析

【7/13追加:説明動画を作成】

文字ベースだとやはり分かりにくいので、実際に解いている動画をYoutubeの方にアップしました。

記事だといまいち分かりにくい方はこちらの動画をご覧ください



【概要】

2023年度の平均点12.8点(リスニング含む)

2024年度の平均点14.8点(リスニング含む)


問題と解答は下記リンクでHPにとんで頂き、HP内の「令和6年度入試問題と解答を見る」のリンクからPDFで確認できます。

ブログ内容は問題と見比べてご確認頂けると分かりやすいと思います。


この記事では大問1、2、3について確認します。

大問4は別記事にて、試験全体の傾向と対策と合わせて記事にする予定です。

先バレを少ししておくと、令和4年度までの記述式に比べて、要求される文法の知識量が圧倒的に少なくなっています。


【大問1】

(1)

問題種:空欄補充(文の一部)


必要スキル:【文法】仮定法/【単語力】go,not,hiking


解法:(1)前の "If it were sunny today," より仮定法と判断し、選択肢ウ・エに絞る。

go hiking / not go hiking で意味が通るgo hiking を選択。


A.ウ


 

(2)

問題種:空欄補充(文の一部)


必要スキル:【文脈把握】会話の流れ/【単語力】下記該当部


解法:空欄前の文中で”plan(動詞:計画する)”の意味理解が必要。

外来語「プラン」が分かっていれば代用可能。

(1)を解いた情報で「本日は晴れていない」→選択肢ウの"go hiking"を消す。

(2)の次の文 ”Do you want to join us?(あなたは/したい/参加/わたしたちに?)” から選択肢エの”visit your house(訪ねる/あなたの/家)"を消す。これで二択になる。


<選択肢アとイの2択の絞り方>

・文法で絞る場合

(2)への返答文”Idon't know where it is"の代名詞 it に注目して、補充する選択肢に”場所に関する名詞が含まれる”という論理式を立てる→選択肢アのhome(家で)は副詞なので、選択肢イに決定。


・文脈で絞る場合

(2)からの会話の流れを読み取る。”Idon't know where it is"=”わたしは/しない/知る/どこに/それは/ある" → ”Please come to my house~ Let's go there together”=”おねがい/来る/まで/わたしの/家/しよう/行く/そこに/一緒に”

この二文から「一旦家に集合して”そこ”へ一緒に行く」という流れを読み取る→選択肢アは家なので不適。よって選択肢イに決定。


A.イ


 

(3)

問題種:空欄補充(文の一部)


必要スキル:【文脈把握】会話の流れ/【単語力】下記該当部


解法:(3)の直前文 "Well,how about Kota?"=”えーと、/どんな感じか/ついて/コウタ”に対する回答を補充する趣旨を確認する。


(3)直後の”So,we'll wait for you here"=”だから、/わたしたちは/でしょう/待つ/ために/あなた/ここで”を確認し、(3)は「ユキ達がここでリアンを待つ理由」となる趣旨を確認する。


選択肢検討に入る。

選択肢ア

”he's very busy today,so he can't come"=”彼は/どんなだ/とても/忙しい/本日、/だから/彼は/できない/来る”

(2)直後からコウタ参加の計画と確認済みのため消去。


選択肢イ

”he does'nt know my house"=”彼は/しない/知る/私の/家”

「コウタがユキの家を知らない」から「ユキ達がここでリアンを待つ」→意味不明。


選択肢ウ

”he's now in the countryside for hiking"=”彼は/いる/今/中に/その田舎/ために/ハイキング”

選択肢アと同様の理由で消去


選択肢エ

消去法で正答に決定済み。以下で一応確認する。

”he's already at my house"=”彼は/いる/既に/に/私の/家”

「コウタはもうユキの家にいる」から「ユキ達がここでリアンを待つ」→OK。


A.エ


【大問2】

(1)

問題種:空欄補充(文の一部)


必要スキル:【資料把握】グラフ読み取り/【単語力】graph,more,than,about,or


解法:を含む文”First,according to Graph 1,more than 60% of us help our families a week at home”=”最初に/よると/に/グラフ1/もっとおおい/より/60%/の/私達/助ける/私達の/家族達//いちにつき/週/で/家”から「グラフ1で60%を超える」の意味を抜き出す。


を含む文”About 70% of us ”=”約/70%/の/私達/”から「(グラフ2)で約70%」の意味を抜き出す。(グラフ2なのは①がグラフ1についてだから。前文の”look at Graph2"を根拠としても良い)


選択肢検討に入る。

グラフ1と2のそれぞれについて2択より2×2=4択の問題であることをまず確認。グラフ1の内容で2択にしぼり、グラフ2の内容で1つに絞る。


選択肢ア、イ

”6days or more"=”6日/もしくは/もっと多い”

グラフ1より24%。不適。


選択肢ウ、エ

選択肢ウの”clean the buthtub"がグラフ2より適。(一応、"take out the garbage"は40%弱)


A.ウ


 

(2)

問題種:並べ替え(文の一部)


必要スキル:【資料把握】グラフ読み取り/【文法】比較/【単語力】common


解法:ざっと並べ替えるワードを確認し比較文であることを把握する。

次に、肯定文であることを確認。

最後に"common"という形容詞で比較することを把握。


「A is more common than B」(Aは/どんなだ/もっと/共通な/より/B)の形を作る。

Bの部分はの直後がthe roomsであることからcleaning (the rooms)で決定。

グラフ2より割合が高いのはcookingの方だと読み取る。


cooking is more common than cleaning (the rooms)


A.1番目エ、3番目オ、5番目イ



【大問3】

(1)

問題種:空欄補充(前置詞)


必要スキル:【単語力】下記該当部


解法:(A)を含む文”Now we cannot imagine(A)this technology”=”今/私達は/できない/想像する/(A)/この/技術”の意味を確認し、適する前置詞を選ぶ。


ア across(交差するように、な)

イ until(までずっと)

ウ around(あちこちに、の)

エ wihout(なしで、の)

※ここでは前置詞句の直前が動詞のため動詞修飾に意味が限定されるが、名詞修飾の意味も載せてある。


A.エ


 

(2)

問題種:空欄補充(一文)


必要スキル:【文脈把握】一単語/【単語力】must,weak,point


解法:【a】【b】【c】に対してア・イ・ウの選択肢3文を選ぶ問題だが、回答は【c】のみ。

【a】【b】は無視して【c】のみ見る。

【c】の直後の文に"must"=”しなければならない”が含まれる。

よってweak points を含む選択肢アを選ぶ。(しなきゃならない=縛りは弱みになる)


A.ア


 

(3)

問題種:4択問題(常識判断)


必要スキル:【単語力】下記該当部、thanks to 名詞(熟語)/【文法】比較


解法:本文中で述べられている内容に適する選択肢を選ぶ問題だが、常識で判断すればよいので本文を見る必要はない。よくあるパターンの問題。長文問題ではまずこの可能性を検討する。


4つの選択肢の内容を確認する。

選択肢ア

Online meetings will be less effective than face-to-face meetings,too.

オンラインの/ミーティングは/だろう/なる/もっと~でない/効果的な/よりも/対面の/ミーティング

「オンラインミーティングが未来にしょぼくなる」のは常識に反するので不適。


選択肢イ

Online meetings and face-to-face meetings have the same strong points.

オンラインの/ミーティング/と/対面の/ミーティングは/持つ/その/同じ/強い/点

「同じ強味を持つ」のは常識に反するので不適。


選択肢ウ

Online meetings appeared thanks to the progress of information technology.

オンラインの/ミーティングは/出現した/~のおかげで/その/進歩/の/情報/技術

「オンラインミーティングがITの進歩で出現した」のは常識に適う。

※内容としては正しくとも、本文に書かれているかは分からないので選択肢エも検討した上で回答は決定する。もし選択肢エの内容も常識的に正しければ本文と照らし合わせる必要が出てくる。


選択肢エ

Online meetings have a longer history than face-to-face meetings.

オンラインの/ミーティングは/持つ/ひとつの/より長い/歴史/より/対面の/ミーティング

「歴史的古さ=オンライン>対面」のは常識に反するので不適。

※結果最も常識外れな選択肢でしたが、本文なしで判断できる問題でない場合もあるので、本文を見ずに解こうとする場合は必ず全ての選択肢を確認してから判断を下しましょう。


A.ウ


 

(4)

問題種:4択問題(常識判断)


必要スキル:【単語力】下記該当部、because of 名詞(熟語)/【文法】比較


解法:(3)に同じ。


4つの選択肢の内容を確認する。

選択肢ア

The internet will be necessary for face-to-face meetings.

インターネットは/だろう/なる/必要不可欠な/ために/対面の/ミーティング

「対面にネットが必要」は常識に反するので不適。


選択肢イ

Face-to-face meetings are disappearing because of Online meetings.

対面の/ミーティングは/消滅していっている/名詞のせいで/オンラインの/ミーティング

「(減るではなくて)対面が消滅に向かっている」は常識に反するので不適。


選択肢ウ

Our meetings will be more effective and impressive than now.

私達の/ミーティングは/だろう/なる/もっと/効果的な/そして/印象的な/より/今

「(技術が発達して)将来なんかよくなる」のは常識に適う。


選択肢エ

Face-to-face meetings may damage our health if they are too long.

対面の/ミーティングは/かもしれない/ダメージを与える/私達の/健康/もし/それらが/どんなだ/長い/過ぎる

「対面が長すぎると健康を害する」のは常識に反するので不適。(コロナを連想して適としないように。勝手に書いてないことを想像させて間違えさせるのは科目問わず4択問題のフォーマット)


A.ウ


 

(5)

問題種:空欄補充(タイトル)


必要スキル:【単語力】下記該当部


解法:まずは【①】【②】がタイトルに当たる部分であることを理解し、箇条書きの内容をまとめた単語を選ぶことを理解する。


【①】の箇条書きを確認する。

・We turn on a computer at home and then other people appear in front of us.

私達は/回す/オンに/コンピューター/で/家/そして/そのとき/他の/人々が/現れる/に/正面/の/私達

・We stay togehter in the same place during the meetings.

私達は/とどまる/一緒に/中に/その/同じ/場所/間中/その/ミーティング


次に選択肢を確認する。

アHistory(歴史)イFeatures(特徴)ウReasons(理由)エ Questions(質問)


箇条書き内容と照らし合わせてイに決定する。


A.イ


【②】の箇条書きを確認する。なお、それぞれ二文あるが、面倒なので一文で良い。またメンドクサイので途中までで良い。

・We can save time and money

私達は/できる/節約する/時間/そして/金

・We don't need electronic devices

私達は/しない/必要とする/電気的/装置


次に選択肢を確認する。

アStorong points(強味)イNear future(近い未来)ウAccidents(事故)エ Challenges(挑戦/難問)


箇条書き内容と照らし合わせてアに決定する。


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