【やはり内申点は相対評価か】名古屋市の公立中学校で「実質相対評価」で内申点を付けるよう指示する文書が流出
2025年の3/25付で、朝日新聞が名古屋市の中学が本来「絶対評価」で付けるべき内申点を「相対評価に近い手法」で評価していたことを報じています。
詳しい内容はこちらのブログ記事をご覧ください。
実態調査結果と教育委員会の対応はまだ未定ですが、現状では以前からお伝えしているように、実質的には相対評価で内申点が決まる可能性が高いです。
相対評価であれば定期テストの順位で基本的な評定が決定することになります。(その上で、授業態度や提出物評価が加味されます)
愛知県の評定分布割合を次項に記載しておりますので、お子さんの評定の分析にご活用ください。
【内申点対策】愛知県公立中学3年生の通知表における教科別内申評定分布の割合
各年度の公立高校受験者の通知表から評定の分布と平均評点を取り出した表です。
公立高校受験者のため、中学3年生の3学期内申(令和5年度以降は2学期内申)となります。
副教科の4教科に関してはテストを基準とするのは難しいですが、5教科に関しては定期テストの学年順位にて基本となる評定を求めることができます。
実際には、そこから授業態度や提出物評価などを加味して評定が決定されます。
注意点として、あくまで中3生の評価という点です。
中1生と中2生に関しては評価における定期テストの点数の重み付けが下がる傾向があるため、テストが上位13%に入っていても、評定は4どころか3になったりする生徒さんもいます。また、その逆も起こりえます。
実際にはこれらの歪な評価は、受験に関わる中3生では是正されることが殆どです。(提出物の漏れや遅延などは当然除外して、です)
そのため、学年順位を確認し下記の表に当てはめることで、受験時に使用する中3生の評定をおおよそ見当がつけることができます。
中1生と中2生で注意したいのは、学年順位から当てはめた場合に、”該当する評定より上”の評定をとれている場合です。
中3生からは評定における定期テストの点数の重みが高くなりますので、結果的に評定が1下がることが良くあります。
それを念頭に中2生から対策を考えておく必要があるので、お気をつけ下さい。

