目次
【全国で広がる定期テストの廃止】

最近、定期テストを削減する動きが全国的に拡がってきています。
東京都の千代田区立の麹町中学校が2018年に定期テストを過去に全廃したことも話題になりました。
身近な例だと公立ではないですが、愛教大附が2021年度から定期テストから単元テストの形に移項しています。
当塾の近隣の公立学校では、守山小学校が定期テストを廃止しました。こちらは、どちらかというスタンダードに合わせた形です。
逆に尾張学区的にイレギュラーな対応をとったのが守山東中学です。
今年度、音楽と美術の定期テストを実施しない形になっています。
これが来年度以降も継続するかは不明です。
おそらく生徒さんや保護者様の反応も考慮して決定するのではないかと思います。
そこで、一石投じておこうというのがこの記事の趣旨です。
【「受験のためにものすごくがんばったけど、やっぱり通知表は変わらなかった」】
見出しは昨日の3年生との会話です。
真面目でコツコツ努力ができる子です。
独立前に守山区に前進の教室を立ち上げた時から見ている生徒さんで、私の思い入れも強い生徒さんです。
だから、という訳ではないですが(いや、感情的にはその部分は否めないw)、どうしても不公平感は禁じ得なかったです。
一部定期テストがないというのは、学校単位でみれば問題ないんですが、尾張学区という【受験競争単位】で見た場合、不公平だと感じます。
他の学校の生徒さんは「センスが不足していても、知識でカバーする」という対策が取れるからです。
守山東中学校の生徒さんは、今年度この対策が封じられました。
もちろん、美術作品に関しての対策なども生徒さんと話をしています。
作品に対して、美術の資料集に載っている、取り入れたことが明白になる技法などを採用してみるなど、二人で対策についても話し合って、実践をしてもらいました。
でも、ダメでした。
これだけの対策を意識的にやれる子ですから、テストがあればきっちり準備をして良い点が取れたと思います。
【内申点1の重みはどんなものなのか】
幸い、この生徒さんは他の科目は狙い通り上げることができたので、受験の前提条件の内申点は満たすことができました。
それでも、内申1の重みというのは軽いものではないです。
受ける予定なのはV型の学校(当日点2倍)なので、内申1を挽回するには一問余分に正答すれば差が埋まる計算になります。
ただ、高校受験というのは合否ラインに受験者がひしめきあって、その中でいかに1点をもぎ取るかという形で合否が決まります。
1点で志望校への合否や公立私立の選択が分かれる可能性は、小さくないです。
長くこの生徒さんを見てきたひとりのおっさんとして、この子に1点でも多くの点数をもって受験に臨ませてあげたかったという思いが、どうしても出てきてしまいます。
【中学3年生のみ定期テストを実施するというような部分的な対応はできないか】
学校側にもいろいろな事情があるんだとは思います。
だから、「批判」というより「一つの意見」という気持ちで書いています。
そういう意味では、やはり【受験競争単位】において、合否判定における得点の採点の仕方が学校で異なるというのは、できれば統一をして欲しいと思います。
(逆に言えば、「尾張学区全体」で同じ教科の定期テストを廃止するならば公立受験には学区を跨ぐ引っ越しなどを除外すれば統一可能だと思います)
そんなことを言えば内申点自体、学校毎のレベルが違うので、今更感があるという話も聞こえてきそうです。
(城山中学、東星中学、千種台中学などをメインで教えていた時期がありましたので、そのことは良く分かっているつもりです)
ただ、対応コストを考えれば今回の定期テスト実施/不実施といのは、現実的に統一がとれそうという点で大きく異なると思います。
1・2年生は受験の得点に絡まないので、不実施もありかとは思います。
ただ、先述のように3年生に関しては、受験の得点そのものを決めるプロセスとしてほぼ全ての尾張学区の学校が採用しているものですので、なんとか定期テキストの実施を戻して欲しいと私個人としては思います。
色々なご意見があると思いますので、地域の中で学校側への要望として、その色々なご意見が集まれば良いな、と思っております。
【守山個別塾ーモリコベ!ーと関連情報について】
名古屋市守山区にある<プロ講師が教える個別指導塾>「守山個別塾ーモリコベ!ー」のブログです。
瀬戸街道の城下交差点から東へ50メートル。小幡・苗代・廿軒家・千代田橋学区などが主な通塾エリアになります。地元高校生の指導も行っています。
随時、無料体験授業を実施しております。小学生(4年生から)、中学生、高校生(英語・現代文・古文・漢文)に指導を提供しておりますので、ご興味の方は是非ご利用下さい。
☆HPの確認は下記ボタンをクリック
☆Youtubeチャンネルは、下記ボタンをクリック
☆無料体験授業、その他お問い合わせは下記ボタンをクリック
☆教室の場所の確認は下記ボタンをクリック
Comments