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愛知県上位私立高校ー倍率と合格者平均の動きー【2024&2025年度分析】

  • muranao0117
  • 9月22日
  • 読了時間: 8分

更新日:9月23日

倍率と合格ラインの関係(愛知県上位私立高校)

【メディア取材】

名古屋市の守山区と尾張旭市の密着メディアである【とちかつTV】さんに、当塾を取材して頂きました。


サムネにある小中学生の塾選びのポイントだけでなく、教室や授業の様子、通塾生の成績推移、当塾の説明など、ぎゅっとまとまった動画となっています!


ご興味の方は是非ご覧ください!!


【倍率と合格ラインに関係はあるのか?】

今年も2学期に入りまして、そろそろ本格的に受験を意識し、志望校を決定していくフェーズに入ってきました。


この時期になると、毎年、各種マスコミも含めて「倍率」が取り沙汰されます。

お子さんやご自身の進路にかかわることですから、やはり気になってしまいますよね。


『今年は倍率が上がっているから、合否ラインが上がるんじゃ・・・。』

そんなふうに考える人も多いと思われます。


一方で、倍率と合否ラインの連動に関して懐疑的な方もいらっしゃると思います。

『実際、倍率の変化で合否ラインはそんなに変わらないんじゃ・・・。』


そこで、愛知県の上位私立高校に関して、昨年と一昨年のデータを用い、倍率と偏差値・内申点のデータの変化をしらべてみました。

平均偏差値と平均内申点は「愛知県全県模試の追跡調査」のデータ


愛知高校・名電高校・中京高校・名古屋高校・名城高校の5校のデータを見てみます。


【愛知高校】

◇倍率情報

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

DOWN!

-1.5

366

1,507

4.1

353

1,987

5.6

◇偏差値情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

-1.4

-2.1

59.7

51.1

61.1

53.2

特進

-0.2

1.2

65.6

61.9

65.8

60.7

◇内申点情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

-0.2

-0.2

37.4

32.6

37.6

32.8

特進

0.3

1.1

41.4

39.9

41.1

38.8

◆データ考察

試験日程の変更もあり、昨年愛知高校は大きく倍率が下がりました。

人数にすると前年の3/4程の受験者数となっています。

実際にこのことがどれほど影響しているかは分かりませんが、進学コースの合格者の平均偏差値はー1.4となっており、【倍率down→偏差値down】という結果となりました。

一方で特進コースに関してはブレの範囲という感じです。

内申点に関しては進学・特進ともにそこまで大きな違いはありませんでした。


【愛工大名電高校】

◇倍率情報(普通科)

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

DOWN!

-2.7

362

2,555

7.1

387

3,782

9.8

◇偏差値情報(普通科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

-0.2

-0.3

59.5

53.2

59.7

53.5

特進

0.2

-0.4

64

58.5

63.8

58.9


◇内申点情報(普通科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

0.1

0.6

38.3

33.5

38.2

32.9

特進

0.2

-0.1

40.8

37.5

40.6

37.6

◆データ考察

昨年名電高校の普通科は愛知高校以上に大きく倍率が下がりました。

ただし、進学・特進ともに合格者の平均偏差値・内申点ともに前年から大きな変化がありませんでした。


◇倍率情報(科学技術・情報科学科)

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

STAY!

0.2

160

361

2.3

160

340

2.1

◇偏差値情報(科学技術・情報科学科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

科学技術

0.2

-2

54.9

47.7

54.7

49.7

情報科学

0.5

0.7

58.4

50.7

57.9

50

◇内申点情報(科学技術・情報科学科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

科学技術

0.5

0.1

32.7

28.9

32.2

28.8

情報科学

-0.4

0.8

33.8

29.1

34.2

28.3

◆データ考察

科学技術・情報科学科に関しては大きな倍率の変化はありませんでした(合格者の平均偏差値に大きな変化はかったですが、合格者の平均内申は科学技術でややあがり、情報科学でやや下がりました)


【中京大中京高校】

◇倍率情報

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

UP!

1.7

400

3,542

8.9

400

2,865

7.2

◇偏差値情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

1.6

1.3

61.3

55.6

60.1

54.7

特進

2

2

65.9

59.8

64.5

56.1

国際教養

63.2

57.2

◇内申点情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

0.7

0.6

40.1

34.6

39.4

33

特進

0.8

0.3

42

37.7

41.3

34.4

国際教養

40.2

37

◆データ考察

愛知高校の日程移動があり、中京大中京高校は昨年大きく倍率が上がりました。(戻りました。)

進学・特進ともに合格者の平均偏差値・内申点ともに前年から上がっています。(国際教養に関してはR7年度のデータなし)


【名古屋高校】

◇倍率情報

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

DOWN!

-0.5

216

991

4.6

257

1323

5.1

◇偏差値情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

文理

0.7

-0.5

63

56.4

62.3

56.9

文理選抜

0.1

-0.5

66.4

60.1

66.3

60.6

◇内申点情報

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

文理

1.5

0.1

39

33.7

37.5

33.6

文理選抜

-0.2

-1.2

40.3

36.9

40.5

38.1

◆データ考察

名古屋高校も試験日が初日であった関係で、やや倍率を下げています。

しかし、偏差値や内申で言えば文理コースの偏差値が+0.7、内申点が+1.5とやや上がっています。文理特進は大きな変化はありませんでした。


【名城大付属高校】 

◇倍率情報(普通科)

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

UP!

1.4

477

6,017

12.6

474

5,323

11.2

◇偏差値情報(普通科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

1.2

0.9

61.3

55.6

60.1

54.7

特進

1.4

3.7

65.9

59.8

64.5

56.1

◇内申点情報(普通科)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

進学

0.7

1.6

40.1

34.6

39.4

33

特進

0.7

3.3

42

37.7

41.3

34.4

◆データ考察

名城高校の普通科は昨年倍率が上がっています。倍率10倍を超える大人気校となっています。

進学・特進ともに偏差値や内申の合格者平均は上昇しています。


◇倍率情報(総合)

対昨年倍率

対昨年倍率差

R7募集人員

志願者数

倍率

R6募集人員

志願者数

倍率

STAY!

0.2

160

835

5.2

160

794

5.0

◇偏差値情報(総合)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

総合

-2.1

0.3

54.8

51.2

56.9

50.9

◇内申点情報(総合)

コース名

合格者対前年

不合格者対前年

R7合格者

R7不合格者

R6合格者

R6不合格者

総合

0

0.3

36.1

31.1

36.1

30.8

◆データ考察

名城高校の総合は倍率ほぼ変わっていません。

一方で合格者の平均偏差値はー2.1となっています。


【倍率と合格者平均データについてのまとめ】


倍率増減

合格者平均偏差値

合格者平均内申点

倍率と成績の変化

倍率と成績相関

愛知 進学

-1.5

-1.4

-0.2

倍率減、偏差値減

愛知 特進

-1.5

-0.2

0.3

倍率減、変化なし


名電 進学

-2.7

-0.2

0.1

倍率減、変化なし


名電 特進

-2.7

0.2

0.2

倍率減、変化なし


名電 科学技術

0.2

0.2

0.1

倍率STAY、変化なし

名電 情報科学

0.2

0.5

0.2

倍率STAY、変化なし

中京大中京 進学

1.7

1.6

0.7

倍率増、偏差値内申増

中京大中京 特進

1.7

2

0.8

倍率増、偏差値内申増

名古屋 文理

-0.5

0.7

1.5

倍率減、偏差値内申増


名古屋 文理特進

-0.5

0.1

-0.2

倍率減、変化なし


名城 進学

1.4

1.2

0.7

倍率増、偏差値内申増

名城 特進

1.4

1.4

0.7

倍率増、偏差値内申増

名城 総合

0.2

-2.1

0

倍率STAY、偏差値減


ここまで見てきて、以下の2つのことが言えると思います。


【倍率が大きく上がる→合格者平均偏差値や平均内申点が上昇しやすい】

中京大中京と名城高校普通科が倍率が大きく上昇しており、どちらも「倍率増、偏差値内申増]」となっています。


【倍率が大きく下がる→必ずしも合格者平均偏差値や平均内申点が下がるとは限らず、下がることの方が少ない】

愛知高校の進学コースは偏差値を下げていますが、特進は大きく変わっていませんし、名電の普通科もほぼ偏差値と内申は変化していません。名古屋の特進もそうですし、文理に関しては逆に偏差値と内申点で上昇がみられました。


【受験生にとっては最悪の結果?】

昨年度の分析では<倍率が上がれば合格者のレベルが高くなり、倍率が下がっても合格者のレベルは変化しないことが多い>ということになりました。


これは・・・、受験生にとってはあまりうれしい話ではないでしょう。

倍率が高い場合、少し警戒しておき、倍率が下がっても油断は全くできないという考えてでいてくれればと思います。


ただ、結局は合否を分けるラインは1・2問の差ですし、あれこれ倍率に振り回されるより、当日1問でも多く正解できるように手札を増やす行動が大事なのは変わりません。


その意味で、志望校を決定した後は無心に走るだけということは変わりません。

みなさん、がんばって下さい。


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